

高いセキュリティ
HDD丸ごと暗号化イメージ

多岐にわたる事業を展開しさまざまなビジネス領域を抱える東芝グループでは、各事業ごとに異なるセキュリティ要件が存在し、そのすべてをクリアすることが可能な暗号化ツールが求められていた。
その中でも重要な課題が、暗号化の方法であった。部分暗号化ソフトウェアの場合、暗号化していないエリアが存在しており、そこにデータがないと保証できない状態であると考えられる。そのため、部分暗号ではなく、HDDを丸ごと暗号化しすべてのデータを保全できるツールとしてSmartDEが採用された。

- 「現在では事故が起こった場合に、どのような方式で情報漏えい防止策をおこなっているのか?ということが重要な問題になります。
その観点からもSmartDEは最適なツールでした。」
そのほかにも、高度な暗号化アルゴリズムAES(Advanced Encryption Standard)256方式の採用や転送ファイルやリムーバルメディアからの情報漏えい防止機能など運用面での高いセキュリティ機能が標準でパッケージされていることも導入に際しては大きなメリットである。

- 「システム領域まで暗号化処理を行っているため、HDDすべてのデータを保全しています。また、独自の技術でOSブート時の復号化処理を行っているため、HDDを抜き取っても復号化をすることはできません。」
容易な運用管理
運用管理での課題に関しては、グループ各社のユーザからのVOCを反映しながら製品の仕様を改善してきたという。

- 「インストールにかかわる手間やトラブル、運用管理の容易さ、動作の軽快さ、そしてOSのバージョン対応など、グループ各社から寄せられた多くの改善要求をクリアしたことで良い製品に仕上がりました。」
柔軟な運用管理が可能
一例としては、インストール中にPCを利用できるのはもちろん、シャットダウンしても、再起動後インストールを自動的に再開してくれるため、日常の業務を妨げることなくスムーズな導入ができること。
また、オンライン版による一括導入管理とオフライン版のパッケージファイルによる簡単導入の2通りの構築が可能で業務環境にあわせた柔軟な対応ができることなどがあげられる。
そのほかにも、運用管理全体をアウトソーシングできる「運用管理代行サービス」も用意されているので、導入各社の状況に応じた柔軟な導入・運用が選択できるようになっている。
SmartDEのVer2.5ではサポートセンターが時間外の場合でも、サブ管理者がチャレンジレスポンスを行える機能が追加されるなど、管理者の視点に立った充実した機能強化が今後も期待される。

- 「インストール自体は約3分。初回暗号化はPCを利用しながら行えるので業務を妨げません。また、ポリシー変更は管理サーバで行い、クライアントに自動配布されるなど、管理者の負荷低減を図っています。」
軽快な動作
クライアントPCユーザのメリットとしては、インストール中にPCを利用できることもあるが、一番のメリットは、導入後もPCの動作が軽快なことである。
暗号化による処理速度の遅延もほとんど感じることはなく、快適なファイル操作を実現している。
従来から利用している製品とベンチマーク比較しても結果は良好で、ユーザにはストレスなく快適に使える製品といえるであろう。

- 「東芝はPCメーカーでもあり、処理速度については意識しました。最低限ユーザにストレスを与えない軽快さを目指しました。」

- 「暗号化処理は高速化のために独自の技術により最適化を行うとともに、CPUレベルで暗号化処理を支援するAES-NIをサポートしたCPUでは、自動判別してAES-NIを使用した暗号化処理に切り替えることで高速化を実現しています。」
素早いOS対応
東芝では、PC開発においてソフトウェアもハードウェアも自社で開発しており、このことがSmartDE開発において大きな強みとなったようだ。
ハードとの親和性や処理速度、OS対応など、PC開発で培われたノウハウや技術がSmartDEに生かされている。
その中でもユーザにとって大きなメリットの一つといえるのが最新OSへの対応スピードだ。
例えば、次期OSの対応に時間がかかってしまった場合、セキュリティ管理の観点からいえば、最新OSが使えなくなる事態が発生する
頻繁に更新されるOSバージョンのことを考えれば、これは重要な要件といえるであろう。
最新のOSに対応
SmartDEは、Windows®XP SP2〜Windows®Vista SP2、Windows®7に対応。

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- 「新しいOSにほぼ同時に対応することができることは、強みになる。その点でPCのノウハウを利用させてもらうことができましたし、逆に他社にはできないことであったと感じています。」

- 「PCベンダである当社は、最新のOS情報に精通しているため、いち早いOS対応が可能となっています。」
運用管理の視点からさまざまな工夫を盛り込みながら開発されたSmartDE。
ユーザや管理者の利便性を損なうことなく高いセキュリティを実現するために、東芝が長年培ってきた技術やノウハウ、そして東芝グループの多くのユーザの声が生かされた製品といえるであろう。
今後も「運用管理代行サービス」を含めて、より使いやすく、より快適な製品をめざした機能・サービスの強化が期待される。











